人気ブログランキング | 話題のタグを見る
AI(人工知能) がん治療で助言、患者の命を救う  



暑い日が続いています。 そこで涼しげな景色をひとつ・・・・・。
AI(人工知能) がん治療で助言、患者の命を救う  _e0143416_6231648.jpg


東京大学医科学研究所が導入した2000万件もの医学論文を学習した人工知能「ワトソン」が、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果、60代の女性患者の命が救われたことが分かったそうです。
人工知能はこれ以外にも、医師では診断が難しい2人のがん患者の病名を突き止める等、合わせて41人の患者の治療に役立つ情報を提供していて、人の命を救った模様です。

60代の女性患者は当初、医師から「急性骨髄性白血病」と診断され、この白血病に効果がある2種類の抗がん剤の治療を数か月間受けましたが、意識障害を起こすなど容体が悪化し、その原因も分かりませんでした。
このため、女性患者の1500に上る遺伝子の変化のデータを人工知能に入力し分析したところ、人工知能は10分ほどで女性が「二次性白血病」という別のがんにかかっていることを見抜き、抗がん剤の種類を変えるよう提案したということです。
女性は、治療が遅れれば、免疫不全による敗血症などで死亡していた恐れもありましたが、人工知能が病気を見抜いた結果、命を救われ無事退院したそうです。


東大医科学研究所の宮野教授曰く、こうした病名の診断は、現在複数の医師が遺伝情報のデータと医学論文を突き合わせながら行っていますが、データが膨大なため必ずしも結論にたどり着けるかどうか分からないということだそうです。
「1人の医師がすべての膨大な医療情報を把握するには限界があり、情報を蓄積してみずから学習する人工知能の活用は医療の世界を変える可能性を秘めている」と話しています。


人工知能の活用は、自動運転などの注目技術に加え、企業の人事や経営判断、絵画や小説といった創作活動など幅広い分野に広がろうとしています。
このうち自動運転への応用については、トヨタやホンダが人工知能専門の研究拠点を設けるなど、実用化に向けた動きを本格化させているほか、開発をリードするアメリカでは運輸省が人工知能をドライバーとみなす判断まで行い、人工知能を受け入れる環境の整備も進み始めています。
また人工知能は、将来的には私たち一人一人の仕事にも大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。

10年から20年後には今、日本で働いている人の49%の職業が、機械や人工知能によって代替が可能になるとする報告もあり、すでにコールセンター業務の支援など一部の業種への導入が進められているほか、採用活動など企業の人事や、経営判断にまで人工知能を活用する計画もあるそうです。

さらにこれまで機械が人に代わって行うのが難しいとされてきた、「創造力」の世界にも人工知能の波は押し寄せています。
囲碁では、プロ棋士に勝利したほか、絵画などの芸術作品から小説の執筆に至るまで、その活用の可能性は広がりつつあります。

恐るべしAIです。人間が追い抜かれるのは時間の問題です・・・・・。いや、もう部分的には追い抜かれていますね。





  
by ll23910 | 2016-08-09 06:25
<< 台湾桃園空港  職員のミスで犬... 野菜づくりNO18 >>