いよいよ今日からGWです。 私はカレンダー通りの4連休です。 昨日北海道では雪が降ったそうで、異常気象ですね。 少し前に興味のある出来事がありました。 今年生誕90年を迎えた戦後を代表する作家、池波正太郎さんの都内の自宅から司馬遼太郎さんら同じ時代の作家などから送られた手紙が 100通以上見つかったそうです。 このうち、池波さんが昭和38年に親友の司馬遼太郎さんからもらった手紙には、 池波さんの当時の新作について「御作やっぱりほうぼうで好評ですぜ」と独特の言い回しの褒めことばがあり、 「人たらし」と言われた司馬さんの人柄や2人の親密さが伺えます。 司馬さんからの61年のはがきでは、 「サラリーマン根性で小説をかいていたら、オモロイ小説はデキン」と新聞社を退社し専業作家となった心境をざっくばらんに告白。 同年の別のはがきでは、 「いっぺん池波さん一緒に旅行したいです。池波さんからにじみでているあのいい味にひたりたい」とラブレターのような親愛の情が記されているようです。 また、池波さんが昭和35年に直木賞を受賞した直後に選考委員だった川口松太郎さんからもらった手紙では、 受賞に反対意見も多かったことを明かし「反対委員を感心させるようなものを書いてください」と期待するとともに 「女を書く稽古をしなさい。小説のツヤが出ない」と厳しい注文も受けていたそうです。 池波さんに注文をつけるんなんてとても凄いことですね。 そう言えば池波さんの作品ではあまり女性を読んだ記憶がありませんね。 とても楽しそうな手紙達です。 司馬さんや池波さんの直筆って、とても興味があります。 一度池波さんの字を見たことがあるのですが、個性的な達筆でとても素敵な字でした。 本物を直に見たいもんです。 この手紙の一部が、近く文芸誌に掲載されるほか、東京都内の書店でも展示されるということなので是非見に行こうと思います。 私の好きな鬼平のイメージです。
by ll23910
| 2013-05-03 06:11
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